NPO法人という法人格の存在

(これは一緒に行った友人Aの感想を基に書きます。少し過激な内容ですが、一人の市民の意見として掲載します。)
仕事をしていて、労働条件等に不満を持っていても、労働者は直接雇用者に意見を言うことができない。労働法、労働組合法などで、労働者の権利として、労働組合を組織することが許されているので、雇用者に対して意見を言うときは労働者個人ではなく、労働組合としてでないと言う場を作ることができない、というような話があります。それと同様に一市民の声というのも小さいものなのでしょうか。労働組合NPO法人という人格を持っていないといけないのでしょうか。
逆に言うと「法人」格を持っていれば、明確にビジョンを煮詰めなくても、ああいう場がセッティングできてしまうものなのですね。問題意識はあって、財力のある人がビジョンを煮詰めずなんとなくやってみた場がこのフォーラムなのでしょう。ああいう人たちが市の市民代表のご意見番だと思うとがっかりです。と。
結局、車座といって、多くの市民団体が集まっても、テーマがテーマでしたし、まちづくりについて議論が深まり、方向性を見出すことは出来なかったのではないかと思います。昨日の話の流れが踏襲されて、ハード建設GO!GO!!となったり、昔にもどりたい!という風潮になったら非常にがっかりです。
ああいう場になってしまうのは非常にお金がもったいないと思いました。さがみイズムにお金をくれた方がよっぽどいい仕事が出来ると思います。(とかいいながら特に必要ではありません。人件費もかからないし。というか、そもそもその団体とかの規模とか勢いとかやる気とかの身の丈にあったことをやるならば、必要なお金は手に入ると思います。補助金とかを使って身の丈以上のことをやっても空回りする気がするし、ちょっと大きめの(お金もかかるような)イベントをうまく回せるようになっているときは、人もいるし、お金もついてきているのではないかと思います。