近くて遠い環境問題
昨日は大学の先生からお誘いの手紙をもらったので、フォーラムへ参加してきた。第3回ライチョウと生息環境を考える会議「地球温暖化と高山の生物適応戦略」。
主旨としては、「温暖化でライチョウが絶滅しちゃうぜ、ピーンチ!それを防ぐためにライチョウについてまずは知ろうぜ!」というもの。
昨日初めて知ったのだけど、ライチョウは標高2400m以上の山の環境に棲んでいるらしい。日本では、2400m以上の山は元々ちょっとしかないので、棲める地域がごくごく限られているんだけど、温暖化が進むと、今まで2400m以上のトコで暮らせていたのが、2600mとかもっと高地でないと棲めなくなってしまうのだとか。
⇒暖かくなると、生えている植物とかが変わっちゃうからね。
とするとライチョウが棲めるとこがもっと減ってしまって絶滅の危機!ということらしい。今もすでに3000羽いないらしい。
温暖化の影響はこんなところにも!
とかなんとか書いたけど、普通ピンとこないよなぁ。よっぽど北極の氷が解けて、ホッキョクグマが絶滅しちゃうってことの方がリアリティがある気がする。
ライチョウなんて普段生活してても全然関係ないし。ホッキョクグマとかのが動物園なりテレビなりで見る機会が多いから身近。
でも近いけど遠くに感じるライチョウのこととか、想像できるようになりたいなと思う。そういうことと身近なことをつなげられるように、他の人も想像できるようになりたいと思う。
とりあえず、まだライチョウ見たことがないので、来年暖かくなったら富山に見に行こうと。全く本人の了解とってないけど、高校の先輩であり、マイミクでもある石川忍さんは長野県山岳会のメンバーだし、富山は大好きと言っていたので、彼の家をベースキャンプとして来年は山を感じる年にしよう。今年はモルディブをはじめ、海を堪能したので。
最後にフォーラムの資料とともにもらった絵はがきに書いてあったコメントを紹介。
「地球温暖化はこれから人間を困らせるでしょうが、先に影響を受けるのは雷鳥です。雷鳥を守ろうと温暖化対策を考えることは、私たちのためでもあるのです。」