ソーシャルネットワークノイズ
「コラーゲン食って肌がぷりぷりになるわけねーだろ(笑)」社長のブログという、ファンキーなブログがあって、mixiが最近つまらない理由について1年前に書かれた記事がある。
それによると、最初の数年にmixiにいた人は、面白いことを書くか、いるだけで存在感のある人だけだったけど、ユーザー数が増えるにつれ、数行しかない、読むに足らないレビューや日記が増えた。とある。
これはたぶん事実で、昔は全然知らない人の日記を見ても、さらにその人が自分と全く違う意見だとしても、読んでて面白かったし、会っても面白かった。
いくつかコミュの管理人をやっているけど、1000人を超えた辺りから、めんどくさいことが増えたし。
というような視点から2つの話を書いてみる。まずその1。
mixiみたいなSNSは、友達の友達は皆友達だという笑っていいとも的概念と、6人隔てれば世界中の誰とでもつながれるというスモールネットワーク理論によって作られているのだけど、やっぱり前者は少し違って、友達の友達の友達は単に知り合いだということ。
当たり前だと思う人が多そうだけど、多分に意味があるかなと思う。
昔のmixiは、居心地がよかったけど、最近は不快なことも多い。
サークルや会社の付き合いの方が、自治会や地域の付き合いより居心地がいい。というのにたぶん似ている。
サークルや会社って、目的やキャリア、スキル、価値観などがある程度似てる人の集まり。
一方で自治会や地域って、単に同じエリアに住んでるだけで、価値観とか全然違う。だからストレスを感じることが多い。
今のmixiもそれと一緒なんだな。だからストレスに感じたりするわけだけど、昔より今の方が、より正確な社会の縮図。
自分と全く価値観の違う人の方が世の中には圧倒的に多い。と知ることができるのはとても有意義。
尊敬するマイミクで、コミュニティとかの専門家のだいすけさんが以前書いた論文に、これからの社会は、地域というコミュニティよりもサークルのように目的を共有するコミュニティの方がつながりが強くなると書かれていたけど、それもたぶん事実。だってそっちの方が居心地いいわけだし。
ただ、やっぱり気の合う仲間と何かやっているだけでは、面白いことも、いいことも、結局内輪。
世の中を面白くしたり、よくするためには、自分と違う、とてもたくさんの人たちに対して、何かを届けていくわけで。
で、そういうときにやっぱりスモールネットワークというのは力を発揮する。
僕が直接話すにはストレスフルな人も、友達やその友達から話してもらうとスムーズだったりする。
ノイズ感みたいのが、いかにたくさんあるかを実感するために、mixiも、マイミクのマイミクのマイミクくらいまで分かるようにしてもらえるといい気はする。
それはさておき、今書いたような一連のことを、昔からやっていて、mixiでも早くからやっておられるのがネズミ講の皆さん。
別に好きじゃないけど、それを実行できるのはすごいと思うし、仕組みというかコツというかを知りたいなと思う。
たぶんその2に続く。